MIC's Convenience
第4回オフ会報告
平成15年8月3日(日)、「MIC's Convenience」主催の第4回オフ会が開催されました。
今回は東京を離れて
名古屋での開催、しかもレクリエーションにちょっと変わった趣向を採り入れ、とても愉しいオフ会となりました。
その時のご報告を掲載いたします。


名古屋オフ開催


 名古屋でのオフ会に参加したことは2回ほどあります。
 最初はなるしークンの主催オフ会で、お昼頃に集まって名古屋名物みそカツを食し、名古屋港の水族館でまったりとした時を過ごしました。
 2度目は私が所用あって名古屋へ出向いた時に、思いもよらず名古屋近辺のネット友達が何人も集まってくれて、即席のミニオフが成立してしまったのでした。
 この2度目のケースは、一応私の、というより「MIC's Convenience」の主催オフ会と見るべきかもしれませんが、やはり「主催」を称するからには、お膳立てを調えて皆さんをお待ちしたいという気持ちがあります。
 とはいえ、名古屋では土地鑑も乏しいし、私自身がお膳立てを調えるというのはなかなか困難です。
 どうしても、現地で肝煎りをしてくれる人が必要になります。
 今回異郷の名古屋でオフ会を開催できたのは、肝煎りに立候補し、精力的に動いてくださったぶんげんさんに多くを負っています。まずはぶんげんさんにお礼を申し上げたいと思います。


 なぜ前回のオフ会(第3回、2003年4月)からこんなにすぐに、しかも名古屋で開催することになったかというと、もっぱら掲示板での盛り上がりが契機となっています。
 このところ、掲示板に書き込んでくださる人々の中に、奇妙に中京圏の在住者が多くなっていたのでした。名古屋そのものではないにせよ愛知県人であったり、岐阜県人であったり三重県人であったりと、名古屋周辺、大ざっぱに中京圏と言える地域が増えています。
 こんなに多いのなら、そのうち名古屋でオフでも開けるかもしれないねえ、と私が発言したのが発端であったようです。
 私としてはあくまで「そのうち」というつもりだったのですが、

 「開くなら参加したい」

 「この辺の時期ならOK」

 というような反応が相次ぎ、それに私があれこれと対応しているうちに、なんだか話が急に具体化してきました。

 「久しぶりに掲示板を覗いてみたら、名古屋オフを開くことになっているようで」

 などと、すでに既定視している発言もあり、引くに引けなくなった観がありました。
 もっとも私はまだ煮え切らず、

 「名古屋のことはわからないので、誰か地元で肝煎りになってくれる人が居ないと……」

 そんな面倒なことを引き受けてくれる人は、どうせあんまり居ないだろうと踏んで、そんなことを言っていたのですが、これもぶんげんさんがあっさり引き受けてくださり、こうなると私も腹をくくらなければなりません。私自身の予定と、はじめから乗り気だった何人かの日程を訊ねた上で、夏真っ盛りの8月3日に決行することを決定したのでした。


 食事だけのミニオフでもよいと思っていたのですが、ぶんげんさんたちとチャットで打ち合わせているうちに話がふくらみました。どこかピアノのある場所を借りて、楽器を演奏したり歌ったりしたらどうかという案が出てきたのです。
 演奏オフというのはこれまでも考えたことがなかったわけではないのですが、わがサイトのお客様は必ずしも音楽をやっている人ばかりでもないので、はたしてそういう場でみんなが愉しめるものかどうか心許ないものがありました。一部の、演奏できる人ばかりが愉しむのでは私の本意ではありません。聴いていれば良いと言っても限度があるでしょう。
 それで最初のうち、私はやや消極的でした。ぶんげんさんにはじれったい想いをさせてしまったかもしれません。ぶんげんさんは、いっそのこと私のミニ個展にしてしまったらどうかなどというプランまで出して、大いに積極的だったのでした。彼は本職のフルート吹きであり、前に私の作ったフルート曲の譜面を送ったりもしておりました。
 個展というプランにも多少心は動きましたが、準備期間がないので、やはり無理でしょう。友達の家に集まって、なんとなくピアノを囲んで遊ぶ、みたいな雰囲気にしたいと考えました。
 しかし、ピアノのある場所となると、それなりに借り賃がかかります。参加者で割り勘にするとしても、それがあまり少ないとひとりあたりの負担が大きくなり過ぎます。
 そういう懸念をぐちぐちとこぼしていたら、打ち合わせチャットに顔を出していた3人──ぶんげんさん、だーこちゃん、メルさん──が、

 ──最悪の場合、この4人(私を含めて)だけでも構わない。

 と力強いお言葉をくださいました。メルさんなんかまだ学生さんだというのに積極的で、私もいつまでも迷っている場合ではないなと思いました。
 ぶんげんさんが打診してくださったのはささ木ホールという小さなホールです。小さなホールとは言っても、名古屋近辺では専門家が用いることも多く、わりと知られた場所らしいのでした。当然それなりに使用料もかかるのですが、ひとり3000円以上徴収したくはありませんでしたので、それこそ最悪の場合、残りの部分は私が出そうと覚悟を決め、ぶんげんさんにゴーサインを出しました。
 どのくらい参加希望者が集まるか不安がありました。これまでも何度かお会いしたことのあるENAさんは早くから参加を表明してくださいましたが、10日前くらいになっても出足が悪く、これは寂しいことになるのではないかと思いました。
 ところが、かなりぎりぎりになって、駆け込みの参加希望が何人もあったのでした。やはり愛知県に実家のある炎之Continuoさんは、当初、帰省時期がずれているので参加できないと言っていたのが、なんだかうまいこと遣り繰りしたようで参加できることになったと宣言しましたし、中京圏にお住まいではないJOEさんも数日前になって

 「参加したいけど、もう遅いですか?」

 とのお申し出。
 それにENAさんのお友達や、合唱の練習があるから無理だと言っていたなるしークンも加わり、私を含めて総勢11名、まずまずの人数になったのでした。さらにお食事会のみ参加のモナリザ・もういらない子さんを加えると、4月の第3回と同規模とあいなったのでした。
 さらに嬉しいことに、皆さん何かしら「演奏」が可能なのでした。プロの演奏家はぶんげんさんだけとはいえ、ENAさん・なるしークンとそのお友達はいずれも名の通った合唱団で歌っていた人たちですし、だーこちゃんはピアノの他近年は歌もやるようになり、炎之Continuoさんはアマチュアオケでハープシコードを弾く人で当然それなりにピアノも弾けますし、JOEさんはマンドリンバラライカをこなします。メルさんもピアノ科崩れ、と言うと悪いですが、今は別の専攻に居るものの音大のピアノ科も受験したほどの人ですから当然ピアノが上手です。驚くほど芸達者な人たちが集まったのでした。これは実に楽しみです。


 名古屋まで行くのですから、日帰りであわただしくはしたくありません。当然その晩は泊まりのつもりで予定を立てました。同じく首都圏から出向くだーこちゃんも泊まりのつもりでしたので、それぞれに宿をとるのも無駄と思い、ホテルのツインルームを予約しました。ダブルではありませんのでお間違いなきよう。
 私はさらに、翌日以降足を伸ばして少し旅行をしてくることにしました。ますます8月3日が待ち遠しくなってきました。
 さらに楽しみなのは、3日の会には出られなかった荒尾漆黒斎宗匠と、翌4日に会う約束ができたことでした。しかも3日の参加者も何人かその時に同席する、いわば二次会というか副オフ会というか、2日連続のお楽しみとなったのです。なんだか盆と正月が一緒に来たかのような賑々しさではありませんか。
 わくわくしながら、平成15年8月3日の早朝、私は名古屋へ向けて家を出たのでした。
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